【スマホホルダー】サインハウスとRAMマウントを共存させた話
May 13, 2018

以前に、サインハウスのユニバーサルホルダーがユニバーサルではない (iPhone X では使えない) ことを書きました。
その記事のコメント欄で「RAMマウントがいいよ」というコメントをいただいたので早速購入してみました。とは言ってもサインハウスのユニバーサルホルダーもそのまま使いたいので、どうにか共存できないかを考えてみたという話です。
合わせて読みたい
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http://www.michinoeki-mania.com/entry/bike/2015/12/313082
サインハウスのマウントベースがそのまま流用できないか
RAMマウントはサインハウスと同様に、3つのパーツからなっていて、それぞれの結合部分も同じくボール状になっています。
現在CBRには、ステムに挿すタイプのマウントベースを付けていますが、それが流用できれば、スマホを掴む部分だけの交換で済みます。
この方法がうまくいけば、新たに必要になるのは、RAMマウントの Xグリップ というパーツのみになり、出費も最小限です。
ということで、さっそく Xグリップ を購入してチャレンジ。

そのままでは無理
しかし、残念ながらそう上手くはいきませんでした。

肉眼でもわかるくらいに、結合部のボールの大きさが違います。
サインハウスのほうが、直径 2mm くらい小さいです。この状態で無理に挟もうと思っても、ただ繋がっているだけで全く固定されません。(当たり前)
ボール部分を大きくしてみる
大きさが違うなら、同じ大きさにすればいいんじゃないか。
そう思ってサインハウスのボール部分にビニールテープを巻いてみたり、滑り止めのシートを被せてみたりしてサイズを大きくしてみました。

何もしない状態に比べると固定されてる感は出ましたが、お世辞にも走行中の振動に耐えられるレベルではありませんでした。
そもそも、ユニバーサルホルダーとの共存を考える上で、毎回シールを貼ったり剥がしたりするのは面倒すぎます。
RAMマウントのマウントベースを取り付け
サインハウスのベースが流用できないのであれば、もうRAMマウントのベース、アームを買うしかありません。
仕方なく近くの量販店へ行ってみると、RAMマウントにも様々なタイプのマウントベースがあります。
- バー状の部分を挟むタイプ
- ステムに挿すタイプ
- ミラーのネジ部に共締めするタイプ
…ここで閃いたわけです。
サインハウスのステムマウントベースに、 “ミラーのネジ部に共締めするタイプ” を共締めすればいいのでは? と。

これです。
なんとなく出来そうなきがしたので、 “ミラーのネジ部に共締めするタイプ” とアームパーツを買って帰宅。作業開始です。
サインハウスのステムマウントベースを分解、RAMマウントのベースを共締め
分解と言っても大したことはありません。ナットを外すだけです。

これを

こうして

こうします。
想像通りのものが出来上がりました。
あとは、これまでと同じ様にサインハウスのベースをステムに挿せばオッケーです。

両方つけたらどうなる?
そもそもサインハウスとRAMマウントを両方使いたかった理由は、iPhone 7 と iPhone X を用途に合わせてマウントさせたかったからです。
iPhone 7 はオーディオ機器として使っていて、iPhone X はメインのスマホです。いくらヘルメット装着状態で Face ID が使えないと言っても、手元で色々と確認もしたいですし、なにより走行中に充電もしたいです。
そして今回、その両方が一度にマウントできるようになったわけです!なんと贅沢な。

で、両方付けてみるとこんな感じになります。

デュアルディスプレイ…近未来…そしてスペースの圧迫…
さすがに両方同時にマウントするとハンドル周りの見た目が窮屈になりますが、サインハウスのマウントキットが無駄にならずに、やりたいことが実現できたので結果オーライです。
実際にダブルマウントで走ってみてわかったRAMマウントの実情
思った以上に安定感がある
RAMマウントを導入してこなかった理由としては、その見た目から安定感に欠けるのではないかと思っていたからです。
しかし、実際に使ってみると、高速道路、段差の大きい箇所、不意に現れる穴ボコなど、あらゆる路面・走行状態でもズレることはありませんでした。これは、GW中に3,000km弱走ったうえでの結果なので、今後も安心して良さそうです。が、やはりサインハウスと比べると安心感は劣るので、命綱は付けておいたほうがいいかな というのが個人的な意見です。
マウント位置の調整がしやすい
サインハウスもRAMマウントも、マウント位置や角度を調整するためにアーム部分のネジを締めたり緩めたりするわけですが、この操作が非常にやりやすかったです。
ホルダー部分が回転する
これは、良くないなと思った部分です。
RAMマウントはその構造上、ホルダーのツメ部分を開いて、そのツメが戻る力を利用してスマホを挟んで固定します。
その結果、このツメ部分の可動域分だけホルダー部分が回転してしまいます。角度にして、約30°くらいです。
なので、走行中ふと見ると縦向きだったスマホが斜めになっていたりします。スマホ自体のズレや落下には繋がっていませんが、想像以上に軽い力でも回転してしまうので、ちょっと不安ではあります。
ダブルマウントまとめ
まず、2つの端末に対して充電しやすいというメリットが一番大きいです。
GWに1週間ツーリングしてきましたが、走行中に iPhone 7 、 iPhone X それぞれを簡単に充電出できたのは大きかったです。簡単にと言うのは、わざわざカバンから出してマウントを付け替える必要がなく、Lightningケーブルを差し替えるだけでいいという意味です。
あとは、とにかく見た目がガジェットガジェットしててかっこいい。(こなみ)
もし同じような悩みをお持ちの方がいれば、このダブルマウントはぜひとも検討していただきたいです。