クラッチブラケットを交換するついでにグリップも交換してみました
Jul 06, 2016
走行距離が10万kmを超えて、エンジンはOHしたのでまたしばらくは問題ないとしても、その他の各部もじわじわと消耗が目立ってきています。今回はクラッチのブラケットを交換してみました。そして、そのついでにグリップも交換してみました。
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クラッチのブラケットとは
一般的な名称として正しいのかはわかりませんが、パーツリストにはブラケットと書かれていたのでそう呼ぶことにします。 場所としてはこの部分になります。
クラッチレバーの付け根にあたる部分で、クラッチレバーを操作すればこの内側が擦れることになります。正直、そんなに頻繁に交換するような場所ではないと思います。が、クラッチワイヤーの注油をするときにクラッチレバーを外した際に、結構こすれているなと思ったのと、クラッチレバーとの隙間が大きくなっているのか、カタカタと上下に動く幅が大きくなっていたので、今回交換してみることにしました。
必要な純正部品を取り寄せたものの...
さあ交換しようと思ってすぐに必要な純正部品を取り寄せましたが、そこで気付きました。
これ、グリップ外さなあかん…
ということで、ついでにグリップも交換することにしました。 グリップの交換はものすごく簡単だという話は聞いていましたが、これまで一度も交換したことがありませんでした。なのでいいタイミングだったと思います。
そうと決まれば早速グリップを買おうと思って近くのライコランドへ行きましたが、なんせ種類が多い。カラーも色々。。少し悩んだところで、よく見るdominoのグリップにしました。
色は車体に合わせてオレンジ色にしました。視覚的に暖かく見えるので、冬場でも気持ち的に暖かくなるかもしれないと、まだ夏も始まっていないこの時期に思っています。
それでは道具が揃ったので交換していきます。

domino(ドミノ) ハンドルバーグリップ レースタイプ(TZグリップ) 126mm サーモプラスチックゴム ブラックXレッド A01041C4240
- 出版社/メーカー: domino(ドミノ)
- メディア: Automotive
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交換手順
交換手順と言っても、ついてるパーツを外して新しいものと付け替えるだけなのでそんなに難しい作業ではありませんでした。
- バーエンドを外して、グリップを外す まずグリップを外すためにはバーエンドを外す必要があります。純正のままであればプラスドライバー、社外品に交換していれば六角レンチで外せるものがほとんどだと思います。 バーエンドが外れたら、次はグリップを外します。外し方としては、ハンドルバーとグリップの間にドライバーを突っ込んで、無理矢理隙間を開けてそこにパーツクリーナーを噴射。ドライバーでぐりぐり。またパーツクリーナーを噴射、ドライバーでぐりぐり....を繰り返すとぬるぬるっと外れます。 取り外したグリップを捨てる前提であればカッターで切り裂いてめくってしまうのが手っ取り早いと思います。 ハンドルバーってこんなに細いんですね。。
- スイッチボックスを外す グリップが外れたら、新しいグリップを付けたい気持ちを抑えて今回のメインであるクラッチブラケットの交換へと移ります。いきなりブラケットを外すことは出来ないので、まずスイッチボックスを外します。ここはプラスドライバーで2箇所緩めればOKです。
- クラッチブラケットを外す グリップ、スイッチボックスを外してようやくクラッチブラケットにたどり着きます。と言ってもここまで十数分ですが。 クラッチブラケットは六角ボルトでとまっているので、6mmのレンチで外します。
だいぶすっきりしました。ここで、外した部品と新品の部品を比較してみます。まずはクラッチブラケット。(右が新品)
非常にわかりづらいですが、ピポッドの差口は結構劣化してます。さらに、映ってはいませんが内側も摩耗がみられました。 消耗が顕著だったのが、下に写っているアジャスターです。拡大してみるとこんな感じでした。(右が新品)
ワイヤーのクリアランスが悪かったことも影響しているかもしれませんが、それにしてもかなりすり減っています。 ピポッドについても、すり減った痕跡が結構残っています。(右が新品)
- 逆の手順で取り付け あとはこれらを逆の手順で取り付けていきます。このときに注意したいのが、ブラケット、スイッチボックスの取付角度です。取り外す前にマーキングをしておくなど、作業前後で角度が変わらないようにしないといけません。
- グリップを取り付け 最後に新しいグリップを取り付ければ完了です。が、この作業が一番手こずりました。接着剤はバーの先端から3cmくらい塗って、あとはグリップを押し込みながら伸ばしていくという想定だったんですが、思ったよりもグリップが奥へ進んでくれませんでした。。半分くらいまで到達した時点で少し調べてみると、どうやらパーツクリーナーを噴射しながら押しこめばスムーズにいくとのこと。なので、その通りにやってみると、非常にスムーズに進んでくれました。 この反省を活かしてアクセル側はさらっと交換できました。 交換後はこんな感じです。 before
after
出来ることが増えて更に愛着が
今回の作業で自分ができることがまたひとつ増えたので、更に愛着が深くなったように思います。肝心のクラッチ操作についてですが、プラシーボ効果かもしれませんが多少は良くなったように思います。実はコーケンのメカニカルクラッチホルダーへの交換も視野に入れていましたが、しばらくは純正のままで過ごせそうです。次回はクラッチワイヤーの交換をしてみたいなーと考えてます。