CBR1000RR(SC59前期)フェンダーレス化【取付編】
Jan 09, 2016
前回はSC59前期のフェンダーレス化、トレイの形状の違い等について書きました。今回は実際に取り付けた様子について書いていきたいと思います。が、作業に夢中になりすぎて作業中の写真がほとんどありません。。。なので文章で読み取っていただけると幸いです。
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取り付けの前に、初めてのメンテナンススタンド
今回はフェンダーレスキットの取り付けがメインでしたが、いつも一緒にツーリングに行っているともくん(@tomo_CBR1000RR)から「メンテナンススタンド使ってみますか?」と言われたので、せっかくなのでちょっとお借りして使ってみることにしました。 正直メンテナンススタンドについては欲しい欲しいと思いながらも、使うときに倒してしまったら…とか、最悪なくてもチェーン清掃/注油くらいはできるし…とか考えて結局買わずに過ごしてきました。ですが、ある日、そのともくんがメンテナンススタンドの簡単な使い方を動画にしているのを見て、購入意欲がとても高まっている状態です。その動画がこちら。
で、実際にこの手順でやってみると、さすがに初めてだったので緊張はしましたが、無事にリアを持ち上げることができました。
おそらく次に買うバイク用品は、メンテナンススタンドになるのではないかと思います…。
フェンダーレスキット取り付け
では今回のメインとなるフェンダーレスキットの取り付けです。手順としてはだいたい以下の通りです。
- 純正のウインカー、ナンバー灯を取り外す
- シートカウルを外す
- 純正のトレイ("09)を取り外して新しいトレイ("10)を取り付ける
- フェンダーレスキットをトレイに取り付ける
※1,2,3については、前回の準備編の中にも出てきたクレバーウルフ製フェンダーレスキットの商品ページに写真付きの手順書があるので、それを見ながらやれば大丈夫です。 ※4については、今回取り付けたTSR製フェンダーレスキットの説明書を見ながらで。
上記手順について、注意したほうがいいなと思ったところ、苦戦したところを書いていこうと思います。
1.純正のウインカー、ナンバー灯を取り外す
ウインカーとナンバー灯の取り外しについては特筆することはありません。TSRのフェンダーレスキットでは純正ウインカーを再利用しますが、固定用のナット、根元部分のゴムパーツも再利用するので残しておきます。
2.シートカウルを外す
取り外し方についてはクレバーウルフの商品ページからダウンロードした方法で大丈夫なんですが、結構力が必要です。こんなに力入れたら割れてしまうんじゃないか?と思うくらい力がいりますが、案外割れないので大丈夫です。
3.純正のトレイ("09)を取り外して新しいトレイ("10)を取り付ける
まあ、この部分が一番苦戦しましたね。 まず、元のトレイを外す際に粘着テープで固定されているETC車載器を取り外す必要がありました。 これに関してはマイナスドライバー等でひたすらぐりぐりと隙間を攻めていって、じわじわ剥がすしかありません。
次に、トレイとアンダーパネル(赤い部分)を固定している+ネジを外すのに苦戦しました。というのも、車載工具に付いているプラスドライバーではまっすぐに当てることができません。なので、ラチェットが必要になるんですが、頭の部分が短いものでないとまっすぐ当てられません。

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イメージとしてはこれくらいの短さであれば大丈夫かと思います。ただ、今回は無理矢理普通のドライバーで頑張りました。。
あと、トレイを移植する際に、テールランプを固定している部分の穴にあるゴムパーツも移植する必要があるんですが、これの移植にも苦戦しました。ここも根気よくじわじわと穴に押し込んでいく必要があります。
ちなみに、トレイを取り外した状態はこんな感じです。
4.フェンダーレスキットをトレイに取り付ける
これについてはフェンダーレスキットの説明書通りに取り付ければ問題ありません。しいて言うなら、フェンダーレスキットとトレイを3本のボルトで固定する際に、1人では指が足らないと思います。。1人で作業する際には何か工夫してみてください。(丸投げ)
今回はともくんが手伝ってくれたので結構スムーズに作業できました。所要時間は約2時間で、上記1,2,3,4それぞれにかかった時間の割合としては、 1・・・10分 2・・・5分 3・・・1時間強 4・・・30分 くらいだと思います。やはりトレイの交換にだいぶ苦戦しましたね。。
そう考えると、"10年式以降のCBR1000RRのフェンダーレス化については1時間程度で作業出来るのではないかと思います。もうちょっと暖かい時期で、工具の扱いにも慣れている方ならさらに短い時間で出来ると思います。
フェンダーレス化してどうなったのか
どうなったのか!…見た目がすっきりしましたね。
フェンダーレス化する前の状態では、よくウインカーがぷるぷる震えているという指摘を受けてきましたが、そのぷるぷるからも卒業しました。
ただ、すっきりしたが故に失った物があります。 まずはシートバッグの固定場所です。 トレイから伸びていた純正のフェンダーは案外強度が強く、シートバッグの固定の際にベルトを巻きつけていました。それが、フェンダーレス化することで無くなったので、今後はどうしようかなあという感じです。まあ最近はシートバッグを使う機会も減ってしまったのでそこまで困らないとは思いますが。
もうひとつ失ったのが、HottoMottoで買った弁当をぶら下げる場所です。 以前にこの写真をTwitterに投稿したところ、思った以上に反響があったのですが、残念ながらもうHottoMottoの弁当を運ぶことは出来ません。
とは言え、今回は見た目をスッキリさせるために上記のものを失うのを覚悟でフェンダーレス化したので、特に後悔をしているわけではなく、更にかっこよくなったと喜んでいるしだいであります。
フェンダーレス化すると次に考えるのは、やはりタンデムステップを外してレージングフックに交換することでしょう。ただしこれに関しては非常に作業が複雑、というかタンクを上げる必要があるのですぐにササッと出来るものではありません。なので、時期を見て交換したいと思います。
それより先にメンテナンススタンドですね/