CBR1000RRにタナックスのシートバッグを確実に固定する方法
May 07, 2018

CBR1000RRをはじめ、SSのタンデムシートは面積が小さく、シートバッグの取り付け・固定が難しいです。これまで色々な固定方法を試行錯誤してきましたが、自分の中でやっとゴールを見つけたので、今回はその方法についての内容です。
前提・準備するもの
まず、今回は下記のような前提があります。
車種:08年 CBR1000RR (SC59前期)
シートバッグ: asin:B003BHQ436
※シートバッグ純正の固定ベルトは4本とも紛失しています
この上で、必要なものは下記のアイテムです。
asin:B003TRZOOS
(今話題の 3 ではなく 1 です)
- 汎用ベルト 2本 (純正の固定ベルトがある場合は不要です)
- 滑り止めシート
取り付け・固定方法
※バイクが汚れてるのは気にしないでください。
タンデムシート下の金具にパワータイベルトを固定する
タンデムシートを外すと、銀色の金具部分が見えます。
ここに、パワー帯ベルトを固定しておきます。

ナンバープレートフックにパワータイベルトのもう一方を固定する
パワータイベルトは2つのベルトからなっています。
タンデムシート下に固定したものとは別のベルトを、ナンバープレートフックに固定しておきます。
タンデムシートに滑り止めシートを巻く
タンデムシートに滑り止めのシートを巻きます。
“巻く” と書いているのは、貼り付けるのが面倒だからです。
ホームセンターなどに売っているカーペットの滑り止めに使うシートを適当な大きさに切って、タンデムシートに巻きます。
そのまま滑り止めシートを挟む形で、タンデムシートを閉じます。

タンデムステップに固定ベルトを通す
用意した汎用ベルトをタンデムステップに固定します。
写真ではタンデムステップでは無くブラケットに固定してますが、どちらでも大丈夫です。というかステップのほうがいいかもしれません。

このときの注意点としては、ベルトの固定部分の メス側 がステップの近い位置にくるようします。
メス側がシートに近い方にあると、固定およびベルトの締め上げが難しくなります。
荷物を詰めたシートバッグをタンデムシートに載せて、前の2箇所を固定する
重要なのは、荷物を詰めた 状態で載せるということです。
空の状態で載せて固定していまうと、バッグの形が変わってしまい十分な積載容量を得られなくなる可能性があるからです。
シートバッグを載せたら、前の2箇所をベルトで固定します。
タンデムステップに固定したベルトをシートバッグの耳に通して、ベルトを締めていきます。
このとき、サイドスタンドで立っている場合は車体が左に傾いているので、右側から先に固定します。また、すでに左に傾いていることを考慮して、この時点でバッグを水平にしてはいけません。
シートバッグの後ろの2箇所を固定する
後ろの耳2箇所は、プレートフックに固定したパワータイベルトで固定します。
固定すると言っても、耳にパワータイベルトを通して後ろ&下方向に引っ張り、前方向への遊びがなくなるようにします。
引っ張った状態で、パワータイベルトを耳に結んでおきます。

パワータイベルトでシートバッグを固定する
タンデムシート下に固定したパワータイベルトを前方から回して、プレートフックに固定したパワータイベルトと共にシートバッグを締め付けて固定します。

パワータイベルトの固定金具は結構しっかりしていますが、走行中に緩むのを防ぐために、固定金具部分に結び目を作っておきます。

余分なベルトを結ぶ
合計で4本のベルトを使用しますが、それぞれ締め上げたあとに余ったベルトは結ぶなりなんなりして確実にほどけないようにしておきます。

走行中にあまったベルトがひらひらしてしまうと、マフラーに接触して燃えてしまったり、チェーンやホイールに巻き付いて大変なことになってしまいます。
この方法で3,000kmほど走ってみた感想
ズレない!ゆるまない!心配ない!
です。
これまではフェンダーのレール等を利用してシートバッグの4箇所を固定していましたが、ほぼ確実にバッグ自体が前にズレてきていました。
しかし、今回の固定方法では前にずれてくることは全くなく、横ずれもなくかなり安心して走ることが出来ました。
おそらく、パワータイベルトによる固定がかなり効いてたと思います。
荷物を詰めた状態で一度固定してしまえば、その状態での荷物の出し入れは可能なので、テントなどの大きい荷物を出し入れしたとしても再度荷造りをする必要はほとんどありません。
ほとんど と書いたのは、多少は緩みなどが出てしまうため、できれば大きい荷物の出し入れを行った際にはベルトの締め直しをしたほうが良いからです。
高速道路、山道、段差の多い場所など様々な路面状態の場所を走りましたが、安定感は抜群でした。
CBRでの積載のゴールにやっとたどり着けた!という嬉しさが凄いです。