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Slackでバイク乗りのコミュニティを作ってみてはどうかと考えた

Oct 17, 2017

はい、どうもよっしーです。
今回はただの独り言です。内容はタイトルの通り、Slackでバイク乗りのコミュニティを作ってみてはどうかと考えたので、その考えの整理目的です。

そもそもSlackとは

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みなさん、Slack ってご存知でしょうか。
IT系の技術者なら知ってる方も多いかもしれませんが、おそらく大半の人は「は?なにそれ?」状態だと思います。
実際、Twitterでアンケートを取った結果がこちら。(そもそも母数が少なすぎる)

この Slackとは一体何なのか、まずはそこからです。書いてる本人もSlack仕様歴は1年にも満たないので、まだまだできること/できないことを探っているような状態です。

Slack とは一連の業務の拠点となるデジタルワークスペースです。人々と組織、そしてツールをつなぐことで、作業効率を改善し、組織を活性化します。
Slack って何? - Slack

この説明文を見ると、企業や何かしらの組織の中で使うものというイメージがあります。実際、そういった目的のツールです。
まずは本来の使われ方である企業内でのSlackがどういうものなのか、見ていきます。わかりやすくするためにグループ会社が何個もあるような大企業ではなく、比較的小さな規模の会社をイメージしてください。

追記:めちゃくちゃわかりやすいまとめがありました。

チーム

Slackの一番大きな単位として、 チーム という概念があります。これは、企業・会社にあたる概念です。会社全体をひとつのチームとして考えます。
チームには複数のメンバーが属します。

チャンネル

チャンネル とは、チームの中に存在するグループのようなものです。チャンネルはチーム内にいくつも作成することができ、その区切り方にルールはありません。例えば、経理部チャンネル、総務部チャンネル、営業部チャンネル、社内Q&Aチャンネル、運動部チャンネルなど、なんでもありです。
メンバーはそのチャンネル内で他のメンバーとコミュニティをとります。これはグループチャットのようなイメージです。

チャンネルには、パブリックチャンネルとプライベートチャンネルがあり、前者はチーム内の誰もが閲覧・参加可能なチャンネルで、後者は招待されたメンバーのみが閲覧・参加可能なチャンネルです。

掲示板のスレッドのようなイメージでもあります。

メッセージ/ダイレクトメッセージ

他のメンバーとのコミュニケーションは、チャンネル内での会話(メッセージ)、または特定のメンバーと1対1で会話する ダイレクトメッセージ で行います。チャンネル内での会話では、 @メンバー名 とすることで、他のメンバーに見える形でメンションを送ることもできます。このあたりは他のSNSの差はないです。 メッセージには文字だけでなく、画像やその他のファイルも添付することができます。

ざっくりとですが、Slackとはこのようなツールです。

Slackをコミュニティツールとして使う

企業内での利用が前提とされているようなSlackですが、コミュニティツールとして利用されている例も多数あります。その多くはIT系の技術者向けのコミュニティとなっていて、有名なものでは mohikan というコミュニティ(チーム)があります。
この mohikan 内にあるチャンネルとしては、php、javascript、perlといった言語ごとのチャンネルや、ios、android、macといったプラットフォームごとのチャンネル、qiitaの人気記事をひたすら流しているチャンネルなど、本当に様々なチャンネルがあります。

これは、企業のように何かを成し遂げようとしてチームを作っているわけではなく、技術的な情報共有や、情報収集、わからないことに関して質問したりできる コミュニティとしての役割を担っています。
何が良いかって、技術的な情報はここを見れば(全部/大体/ある程度)わかる という感じで、情報が一箇所に集まっているという点がとても良いです。

これをバイク乗りのコミュニティとして使うとなると

では、Slackをバイク乗りのコミュニティとして使うとなるとどのようになるでしょうか。
作られそうなチャンネルをイメージしてみます。ぱっと思いつく限りでは、

  • メーカーごとのチャンネル(ホンダ、カワサキ、スズキ、ヤマハ….)
  • サーキットごとのチャンネル(鈴鹿、富士、茂木…)
  • 地域ごとのチャンネル(関西、関東、東北…)
  • バイク用品ごとのチャンネル(ヘルメット、グローブ、ジャケット)

のようなイメージです。
それぞれのチャンネルで、それに関することについて雑談する、質問する、答えるというコミュニケーションを取ることができます。

敢えてSlackでやる必要はあるのか?

ここまででで、こう思う人もいるでしょう。
それぞれでLINEグループでも作ればええやん と。

たしかに、ただ雑談するだけであればLINEグループでこと足りるので、敢えてSlackでやる必要はありません。
ただし、敢えてSlackでやろうとしているのには、理由があります。それは、SlackのAPIを使うことで色々なことができる可能性を秘めている(と思う)からです。

「API?なにそれ」という方に簡単に説明すると、外部のサービスとの連携が色々できるということです。
…あまりうまく説明できないので、例をあげてみます。

  1. 各バイクメーカーの公式HPのお知らせを一定間隔で通知
    各バイクメーカーのHPで公開されるお知らせの更新を一定間隔で検知して、新着があればそのお知らせへのリンクを特定のチャンネルに自動で投稿する といったことができます。 例えば honda-news というチャンネルを作って、ホンダのHPで公開させるお知らせやニュースをひたすら投稿することで、ホンダのニュースはそこを見ればOKということになります。 各メーカーごとにチャンネルを作ってお知らせ・ニュースの更新チェックをすることで、各HPにチェックしに行く手間が省けます。

  2. 場所を呟けばその周辺の交通状況を教えてくれる SlackのAPIには対話型botのような機能もあります。特定のチャンネルで特定の言葉を呟けば、それに反応して何かが返ってくるということが実現できます。これを利用して、例えば traffic-info というチャンネルで「神奈川県小田原市」と呟けば、神奈川県小田原市を中心としたGoogle Map(交通状況を表示した状態)のスクショが返ってくるというものも作れます。

これらの機能を使えば、ただのメッセージ交換ツールで終わらず、バイクに関する情報が集約されたコミュニティになるわけです。

実際に作るとなった場合の懸念点

とは言っても、実際に作るとなると色々と心配・不安な点があります。

  1. Slackの認知度の低さ
    最初にも書きましたが、とにかくSlack自体の認知度が低すぎるという点です。Slack自体は無料で使えて、アプリもAndroid/iOS/macOS/Windowsと、各プラットフォームに用意されていますし、Web上でも使用できます。ただし、現時点では登録画面やアプリ内の文言は英語のみであることに抵抗を感じたり、今さら新しいツールの使い方を覚えるのは面倒だという方もいると思います。となると、作ったところで使う人がほとんどいないという寂しい事態になります。
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  1. 秩序が保てるか
    メーカー、排気量、車種などなど、様々な点で殺伐としている(気がする)バイク乗りを集める場合、果たして秩序が保てるのか、という心配はかなり大きいです。もちろん、チームに参加する時点で規約のようなものを定めるたとしても、100%荒れないという保証はありません。 ここは利用する方の良心を信じるしかありません。
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まとめ

長い独り言になりました。
とりあえず作ってみればいいのでは?という声もあったので、もう少し内容が固まったら作ってみようかなと思っていますが作る作る詐欺になる可能性が高いです。

ただ、情報を一箇所にまとめたいなー というのが一番の思いです。


いらすとや さんの画像をふんだんに使ってみました