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二輪車限定の高速道路乗り放題プラン「首都圏ツーリングプラン」について調べてみた

Jul 01, 2017

はいどうも。
7月になって本格的に梅雨入り感が出ています。ライダーにとってはモヤモヤとする季節ですが、そんなライダー達に朗報が飛び込んできました。タイトルの通り、二輪車限定で高速道路が乗り放題になるというプランがNEXCO東日本・NEXCO中日本から発表されました。今回はその乗り放題プランとはどんなものなのか、ふんわりとした情報しか持っていなかったのでちょっと調べてみました。

プランの名前は「首都圏ツーリングプラン」

乗り放題プランの名称は「首都圏ツーリングプラン」です。
その名の通り、乗り放題となるのは首都圏エリアのみということで、首都圏以外にお住まいのライダーさんには「なんで首都圏だけやねん」とすこし不満があるかと思います。が、今後は首都圏以外でも取り入れるかもしれないとのことなので、その時を待ちましょう。

乗り放題の対象となるのは、ETC(ETCポートレートカードは除く)を使用して高速道路を利用できる自動二輪です。
対象となるエリアは首都圏ということですが、具体的には下記高速道路の全部または一部区間となります。

  • 東名高速道路
  • 新東名高速道路
  • 中央自動車道
  • 中部横断自動車道
  • 富士五湖道路
  • 小田原厚木道路
  • 西湘バイパス
  • 新湘南バイパス
  • 関越自動車道
  • 上信越自動車道
  • 東京外環自動車道
  • 東北自動車道
  • 北関東自動車道
  • 常磐自動車道
  • 東水戸道路
  • 東関東自動車道
  • 京葉道路
  • 千葉東金道路
  • 館山自動車道
  • 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)

後述しますが、これらの高速道路を4つのコース(エリア)に分けて、利用したい日までに希望するコースに事前に申し込みをすることで、該当のエリア内の高速道路が定額2,500円で乗り放題となります。エリア内であれば発着地点は指定されず走行回数の制限もないということなので、自由に乗り降り、往復して楽しむことができます。さらに、利用日として申し込んだ日を含めて2日間に渡って適用されるため、日帰りではなく1泊2日のツーリングでも利用できます。

開催期間は、2017年7月14日~11月30日 となっています。

プランは全部で4コース

前述した高速道路のを4つのエリアに分け、それぞれのエリアごとに「◯◯コース」という名前が付いています。
料金については各コース2,500円となります。

東名・中央道コース

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メインは東名高速と中央道、それに加えてそれらに接続されている新東名、圏央道、富士五湖道路、さらに西湘バイパス、新湘南バイパスも対象になっています。
仮に横浜町田から韮崎まで行ったとすると、休日割引適用後で2,510円。この時点で元が取れてしまいます。

この区間で行くとすると、やはり富士五湖めぐり、二輪で行くかどうかは微妙ですが富士急ハイランド、その帰りに道志や奥多摩などを走って帰ってくるのもありかと思います。

関越道・上信越道・東北道コース

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こちらのメインは関越道、東北道、加えて上信越道、北関東道、圏央道、東京外環道が対象となっています。
このコースでオススメなのは、何と言っても志賀草津高原ルートです。
最寄りのICは関越道の渋川伊香保となるので、バッチリ範囲内。志賀草津高原ルートを走ったあとは万座ハイウェー(ここは対象外)を走って軽井沢へ出て、碓氷軽井沢から上信越自動車道に乗れば軽くかなり時間に余裕を持って行動できそうです。
ちなみに、このルートを普通に走ると、練馬から渋川伊香保までで2,050円、碓氷軽井沢から練馬までで2,340円の、合計4,390円となり、これはかなりお得と言えそうです。

他にも、東北道で宇都宮まで行けばバイク神社として有名な安住神社がすぐそこですし、このコースは2日間ガッツリ楽しめそうです。

東北道・常磐道コース

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メインは東北道と常磐道、加えて北関東道、圏央道、東京外環道、東水戸道路が対象となっています。
このコースでオススメなのは、日光、牛久、日立あたりでしょうか。
今の時期の日光はちょっと物足りないかもしれませんが、今回のこのプランが開催される期間は、2017年7月14日~11月30日。つまり、紅葉シーズンも楽しめるということです。日光といえば関東の紅葉スポットとしては非常に有名なので、ぜひ紅葉シーズンにはこのコースを申し込んで日光へ行ってみてはいかがでしょうか。

日立あたりの観光スポットとしては、有名なのがひたち海浜公園です。こちらも季節ごとに園内に様々な花が咲き誇るようなので、花の見頃を狙って行くのもありです。
あとは、言わずと知れた茨城の観光スポットである牛久大仏など、このコースもなかなか楽しめそうです。

ちなみに、三郷から日立南太田までは1,980円、川口中央から宇都宮までは2,240円となっています。
もちろんどちらも片道の料金なので、往復で利用すれば2,500円は軽く超えてきます。

東関東道・館山道コース

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メインは東関東道と館山道、加えて京葉道路、圏央道、さらに東京湾アクアラインが対象となっています。
いくら渋滞が酷いとは言え、神奈川から千葉へ行くにはアクアラインは非常に便利なので、ここが対象になっているのは非常にありがたいです。
個人的に結構気に入っている道の駅である保田小学校の最寄りICは、館山道の鋸南保田です。浮島から鋸南保田までは1,470円、館山道の終点である富浦まで行くと1,680円。どちらも往復で元が取れます。

また、このコースの対象になっている圏央道の区間を利用すれば、千葉県の東海岸・九十九里海岸まで気軽に行くことができます。
正直このあたりはあまり行ったことがないので、もし紅葉スポット等あれば秋にでも行ってみようかと思っています。

かなりお得なので利用しない手はない

簡単に4つのコースを紹介してきましたが、どこもかなりお得だといえます。
個人的には、普段から結構な遠出をするので、時間を有意義に使えるという点でこのプランの開催はかなり楽しみにしています。

普段は近場しか行かないな―という方も、この機会にちょっと郊外まで行ってみるのも良いかもしれません。

事前申し込み

事前申し込みは 2017年7月3日午前10時から。

  • 東名・中央道コース

については NEXCO中日本 Webサイトで、

  • 関越道・上信越道・東北道コース
  • 東北道・常磐道コース
  • 東関東道・館山道コース

については NEXCO東日本 Webサイトで、それぞれ開始されます。

2018年は更にパワーアップ

2018年もツーリングプランの発売が決定しました。
しかも今回はエリアも広くなり、さらに首都圏以外の地域でもツーリングプランが設定されています。

詳しくはここで書いているので、ぜひご覧ください。