暑い夏に向けてボブルビーにハイドレーションシステムを導入した話
May 30, 2017
はいどうも。
暖かくて気持ちの良い季節から、だんだんと暑くて苦しい季節になってきました。
暑い季節には水分補給が大事ですが、今回はバイクに乗りながら水分補給が出来るように新たなアイテムを導入したので、そのお話です。
ハイドレーションシステムとは
タイトルにありますように、今回導入したのは ハイドレーションシステム というものです。
ハイドレーションシステム(英語: Hydration system)は、バックパック、ウエストバッグ内の袋に水を入れ、それを口許までのびるチューブによって給水する仕組み。 登山(特にトレイルランなど)や軍用の装備などでよく使われる。 Wikipedia
登山をしていると、背負っているリュックから延びているチューブで水分補給をしている人がいますが、あれのことです。
二輪の世界においても無い話ではなく、レーシングスーツの脊椎ガード部分を利用してハイドレーションシステムを導入しているという事実があります。
僕の場合はツーリング時に9割9分くらいボブルビーを背負っているので、そこにハイドレーションシステムを導入すればいいんじゃないかと考えました。
Camelbakのクラックスリザーバー
とりあえずモンベルに行けばそれっぽいのがあるだろうと思って行ってみると、ちょうど良いサイズ感のものがありました。
それが、Camelbak の クラックス リザーバー1.5 です。

同じシリーズとして1.5L、2L、3Lの容量があり、また、背負うためのリュック(のようなもの)がセットになってるシリーズもあります。
今回はボブルビーにセットするため、リザーバーのみで、容量は1.5Lのものを購入しました。
お値段はメーカー希望小売価格で4,300円(税抜)です。
ボブルビーへのセッティング
セッティングというほどのことでもありませんが、このリザーバーに水分を入れ、ボブルビーの一番背中寄りのスペースに入れます。
この時、一応リザーバーからの水漏れを考慮してビニール袋に入れておくと安心です。
ただし、Camelbackの公式ページに紹介されているようにリザーバー自体は非常に丈夫で、ちょっと圧力を加えたくらいでは破れたりすることは無いようなので、本当に “一応” という感じです。
とりあえず1日使ってみて思ったこと
チューブの長さやリザーバーのサイズなど、特にシミュレーションすること無く勢いで導入してすぐに使用してみた感想は、 精神安定剤として良い仕事してます ってとこですね。
実際にボブルビーにセットするとこのようになります。

チューブの長さは 89cm あるため、写真のようにグルッと回しても口元までマウスピースが届きます。
口元にさえ届けば、あとはマウスピース部分を少し噛んで吸うだけで十分な量の水分が流れてくるので、水分補給のしやすさは思っていたよりも良かったです。
ただし、改善が必要だなと思う点はいくつかありました。
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チューブのクリアランス
グルッと回しても口元まで届くと書きましたが、正直背負うたびにそのクリアランスが微妙に変わるので、さっきまでは余裕で届いていたのに今度は少し首を下げないと届かない、という状態になっていました。
これに関しては試行錯誤して最適な位置を探していくしか無いかなと思ってます。
あと、マウスピース部分が気持ち大きいので、ヘルメットによってはアゴ部分からスッと入れることが出来ないかもしれません。
僕が使っているAGVのK3-SVでは、アゴ部分の風よけを取り外せばかなりスムーズに口元までマウスピースを持ってくることが出来ます。 -
走行中にマウスピース部分が汚れる
登山やトレイルランでもマウスピース部分は外に出ているとは言え、バイクで走っている場合と比べると可愛いもんです。雨の中や街中を走っていると、どうしても排気ガスやホコリ等でかなり汚れてしまいます。
じゃあ、ずっと口元に入れっぱなしにしておけばいいのでは?とも思いますが、僕のようにツーリング中にヘルメット内で一人カラオケを楽しむような人にとっては、どうしてもマウスピースが邪魔になってしまいます。
ということで、これに関しても試行錯誤が必要だなという結論です。
走行中に水分補給できるとは言っても、休憩はしっかりと停車して!
このハイドレーションシステムを導入したことによって高速道路での渋滞中やなかなか止まれないバイパスを走行中にも水分補給をすることができるようになったわけですが、あくまでも 給水 であって 休憩 ではないという点は注意が必要です。
その字が表すように、給水では休んでることにならないんですよね。
これからの季節、暑さ・熱中症対策としての水分補給は大事ですが、炎天下でジャケットを着てヘルメットを被ってめちゃくちゃ暑い鉄の塊に乗ってるわけなので、気分が悪くなる前に適度に休憩を取るように心がけましょう。