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MacBook Pro 13-inch, Late 2011のHDDをSSDに換装しました

Dec 16, 2015

今回は、去る2011年にブイブイ言わせていたMacBook Pro(13-inch, Late2011)のHDDをSSDに換装したお話です。世の中に似たような内容のブログ記事が大量に存在していると思いますが、一応実際にやってみたので記録として残しておきます。

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MacBook Pro 13-inch, Late2011のスペック

今回SSD換装をするMBPのスペックは、以下の通りです。

  • プロセッサ   2.8GHz Intel Core i7
  • メモリ     8GB 1333MHz DDR3
  • グラフィックス Intel HD Graphics3000 512MB

必要なもの

MBPのSSD換装に必要なもの(今回準備したもの)は以下の通りです。

HDDからデータを引き継ぐ場合は、外付けのHDDが別途必要ですが、今回は特に引き継ぐものはなかった、というか全く新しい状態にしたかったので使っていません。

 

Samsung SSD 250GB 850 EVO ベーシックキット V-NAND搭載 2.5インチ 内蔵型  MZ-75E250B/IT

Samsung SSD 250GB 850 EVO ベーシックキット V-NAND搭載 2.5インチ 内蔵型 MZ-75E250B/IT

 

 

アネックス(ANEX) ヘクスローブドライバーT型 T6×50 No.6300

アネックス(ANEX) ヘクスローブドライバーT型 T6×50 No.6300

 

 

アネックス(ANEX) 精密ドライバー プラス00×50 No.3450

アネックス(ANEX) 精密ドライバー プラス00×50 No.3450

 

 

換装手順

換装する際ですが、MBPの裏面を開けて基盤がむき出しの状態になるので、静電気には注意したほうがいいかもしれません。 それでは写真付きで順にみていきましょう。

    1. 裏面のパネルを開ける

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      MBPを裏返すと、合計10箇所のネジで蓋がとめてありますので、まずこのネジを精密ドライバーで外していきます。 ネジを外して裏面のパネルを取ると、このように基盤やらバッテリーやらが露わになります。今となっては非搭載のディスクドライブもあります。

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      写真の左下にあるのがHDDなので、次はこれを外します。
    1. HDDを固定しているパーツを外す

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      写真の2箇所のネジでHDDを固定するパーツがとめられているので、これ外します。

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      これでHDDを持ち上げることができます。
    1. HDDを取り外す
    2. 固定パーツを外したことでHDDを持ち上げることが出来るようになったわけですが、持ち上げる際には注意が必要です。

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      写真のように、基盤から伸びる配線はとても薄いので、勢い良く持ち上げると切れてしまうかもしれません。これが切れるとどうしようもないので、ゆっくり持ちあげましょう。そして、HDDから

コネクタ

      を外します。ここもゆっくりとこねこねしながら抜きます。

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    1. HDDに付いている固定用ネジ等をSSDに移植する
    2. HDDには、筐体に固定するためのネジが4箇所、筐体から取り出すときに引っ張るテープがついていますので、これを新しい

SSD

      に移植します。

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      この4箇所のネジを外すときに、

トルクスドライバー

      が必要になります。

Dec 16 2015y09

    1. これまでの逆順でSSDを取り付ける
    2. HDDについていたパーツの移植が終わったら、これまでの手順の逆順で

SSD

      を取り付けます。

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      裏面のパネルを閉じたら、続いては

SSD

      のフォーマットと、

OSX

      のインストールです
    1. MBPの電源をオンにする
    2. MBPに電源アダプタを挿して、⌘ + R(command + R)を押しながら電源をオンにします。

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      するとネットワークへの接続を選択する画面が出てくるので、プルダウンからネットワークを選択して接続します。

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      なにやらインストールが始まります。ネットワーク環境にもよりますが、だいたい10~20分くらいこの画面です。
    1. SSDのフォーマット
    2. 先ほどのインストールが終わると、この画面になるので、まずディスクユーティリティから

SSD

      をフォーマットします。

Dec 16 2015y14

      今回新たに接続した

SSD

      を選択して、フォーマットは「

Mac OS 拡張(ジャーナリング

      」、名前は任意ですが、無難に「

Macintosh HD

      」と付けて、消去するとフォーマット完了です。
    1. OS Xの再インストール

SSD

      のフォーマットが完了したら、前の画面に戻って

OS X

      の再インストールを行います。

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      ※今回は全く新しいMBPにするので再インストールとなりますが、事前にHDDの内容を外付けHDDにバックアップを撮っている場合は、「

Time Macineバックアップから復元

      」を選択します。外付けHDDから復元する場合は、電源をオンにする前にHDDを接続しておきます。 あとは

OS X

      の再インストールが終わるのを待つだけです。

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      Late 2011で再インストールされる

OS X

    はLionなので、インストール完了後に最新のEl Capitanへアップデートしておきましょう。

SSD換装後にしておくこと

SSDの書き込み速度の低下を防ぐために、SSDのTRIMサポートをオンにする必要があるようです。 方法としては、「Trim Enabler」というアプリをインストールし、TRIM機能をオンにして、再起動すればOKです。

再起動後に、MacのシステムレポートにてTRIMサポートが「はい」になっていることを確認します 

SSDに換装した結果は...

そもそも今回SSD換装に至ったのは、最新のOS X El Capitanを入れたじょうたいでの動作が非常に重たいことが原因です。 アプリの立ち上げひとつにしても、Dockでアプリアイコンがバウンドしている時間が非常に長い。。 事あるごとに虹色の渦巻きがぐるぐる回り出す。。 とにかくネットサーフィンすらストレスが溜まる状況でした。

で、とりあえず換装前後で、起動時間、再起動時間を比較してみました。すると….やはりSSDは偉大でした。

まず、起動時間。

  • 換装前 150秒 (2分30秒)
  • 換装後  34秒

そして、再起動時間

  • 換装前 252秒 (4分12秒)
  • 換装後  38秒

こんなに早くなるなら、もっと早くSSD換装していれば良かったと思いましたね。 まだ換装後重たい作業はしていませんが、まだ虹色の渦巻きには出現していませんし、ちょっとした動作もとても軽やかになったような気がします。

手順通りにすればとても簡単で、実際にやってみたブログ記事もたくさんあるので、もし古いMacBook Proをお持ちの方で最新OSでの動作がもっさりするという方は、SSDに換装してみてはいかがでしょうか。

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